2012年9月27日木曜日

奇奇怪怪 恐怖のチャドクガ 

メンテナンス・工事・薪ストーブ担当の横田です

先日リフォーム工事中のお宅で椿の木の移設を承り、椿の木の移植作業を行ないました。
木の根を掘り出し、植木を抱き担いで別の場所に移植しました。
本職で無い私でもなんとか体よく移植できたのではないかと悦に入り汗をぬぐっていたところ
上半身に激烈なかゆみと少しのチクチク感を感じ始め、時間が経つにつれ痒さで
熱く感じるほどになりました。
蚊に刺されたにしては、あまりにも痛痒く、広範囲な為、家に帰ってインターネットにて
「椿 かゆい」と検索したとことろ、検索結果トップに「チャドクガ」なるキーワードが出てきました。
ヒットしたHPを見てみると、チャドクガという小さな毛虫が春や秋の季節に椿やサザンカに発生し
ているとのこと。
この毛虫は触らなくても近くに寄るだけで、風で飛んできた毛虫の毛が皮膚に付着し、付着した所
がすごくかゆくなってしまうということでした。またそこを掻いてしまうと、付いた毛が折れて広がり
二次的被害を広げる厄介なリトルモンスター!?とのことでした。
その晩はかゆさにもだえつつ寝ましたが、次の日もかゆさは引かず、さすがに病院にいきました。

飲み薬と塗り薬をもらったのですが、インターネットで検索した治療の中に患部に熱いお湯(50度弱)のシャワーを掛けて、その後、冷水をかけるといういかにも民間療法があり火傷をしない程度
で試してみました。
するとどうでしょうあんなに痒かった患部が、熱湯の熱さで痒さがさっと引いて行き、
また熱いシャワーを浴びた後に冷水を掛けることで、サウナに入った後のような爽快感も
感じられ、この日は爽やかに眠りに付くことが出来ました。
でもお医者さん曰く一番早く治す方法は患部を掻かないようにするということでした。
ちなみに下の写真中央にいるのが恐怖のリトルモンスター、チャドクガです。
皆さんお気をつけてください

2012年9月10日月曜日

壁補修しました

輝建設スタッフブログをチェックしていただいている皆さんお久しぶりでございます
ストーブ担当、古民家大好きの横田です。

いきなりですが問題です。下の写真に写っているものは何でしょうか?


答えは荒壁土(泥)です。

弊社の使わせて頂いている古民家の母屋改修時に出た壁土を再利用できるように
泥溜めを作って、そこに土を入れ水を掛けて溜めておりました。
たまにクワなどで、泥をまぜて良い(壁に塗りやすい)荒壁土にします。

壁土に水を掛け寝かしていたのですが、ここ二ヶ月ほどはシートを被せたまま
で、混ぜる作業が出来ていませんでした。

本日、勇気を出して二ヶ月ぶりにシートをおそるおそる剥がしてみました。
シートを剥がした途端すごい臭いがするかと思いきや、刺激的な臭いは無く
古民家っぽい臭いが少しするくらいでした。

 寝かしていた荒壁土(ドロコン)をこの家に残されていた古い農機具(鍬、木鍬、スキ)
を使わせていただき荒壁土を練りました。
練れば練るほど粘り気のある良い荒壁土になっていきます。
鉄の鍬(クワ)を最初使っていたのですが、木鍬の方が使いやすいと感じました。
練りに練って十分に粘り気が出てきた所で、昨今の大雨で剥落してしまった納屋の
荒壁の補修を試みてみました。

壁に水を掛けて濡らしてから荒壁土を塗って行きます。
こうすると古い壁と新しい壁土の付着がよくなります。
 オリャオリャ、ウリャウリャという感じで鏝で竹小舞に荒壁土を塗りこめて行きます。
このときにオリャオリャ感?!が足りないと壁土が下にボタボタを落ちていきますので、
オリャオリャ感をキープしながら塗って行きます。
本来であればスサ(稲ワラ)を荒壁土に混ぜておかなければなりませんが
今回はスサの調達ができなったので、新しいスサ無しのぺっとした仕上がりになりました。
 
ドロドロにはなりますが、楽しさを感じることの出来る作業です。
今後、石切ヴィレッジでぜひとも荒壁塗りの体験会をしてみたいと思います。