2012年9月10日月曜日

壁補修しました

輝建設スタッフブログをチェックしていただいている皆さんお久しぶりでございます
ストーブ担当、古民家大好きの横田です。

いきなりですが問題です。下の写真に写っているものは何でしょうか?


答えは荒壁土(泥)です。

弊社の使わせて頂いている古民家の母屋改修時に出た壁土を再利用できるように
泥溜めを作って、そこに土を入れ水を掛けて溜めておりました。
たまにクワなどで、泥をまぜて良い(壁に塗りやすい)荒壁土にします。

壁土に水を掛け寝かしていたのですが、ここ二ヶ月ほどはシートを被せたまま
で、混ぜる作業が出来ていませんでした。

本日、勇気を出して二ヶ月ぶりにシートをおそるおそる剥がしてみました。
シートを剥がした途端すごい臭いがするかと思いきや、刺激的な臭いは無く
古民家っぽい臭いが少しするくらいでした。

 寝かしていた荒壁土(ドロコン)をこの家に残されていた古い農機具(鍬、木鍬、スキ)
を使わせていただき荒壁土を練りました。
練れば練るほど粘り気のある良い荒壁土になっていきます。
鉄の鍬(クワ)を最初使っていたのですが、木鍬の方が使いやすいと感じました。
練りに練って十分に粘り気が出てきた所で、昨今の大雨で剥落してしまった納屋の
荒壁の補修を試みてみました。

壁に水を掛けて濡らしてから荒壁土を塗って行きます。
こうすると古い壁と新しい壁土の付着がよくなります。
 オリャオリャ、ウリャウリャという感じで鏝で竹小舞に荒壁土を塗りこめて行きます。
このときにオリャオリャ感?!が足りないと壁土が下にボタボタを落ちていきますので、
オリャオリャ感をキープしながら塗って行きます。
本来であればスサ(稲ワラ)を荒壁土に混ぜておかなければなりませんが
今回はスサの調達ができなったので、新しいスサ無しのぺっとした仕上がりになりました。
 
ドロドロにはなりますが、楽しさを感じることの出来る作業です。
今後、石切ヴィレッジでぜひとも荒壁塗りの体験会をしてみたいと思います。

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